【一般向け】チャンピックス(禁煙治療薬)には精神症状に関する副作用の危険性

チャンピックスは精神症状を悪化させる

チャンピックスは、禁煙外来の代表的な薬です。タバコを止めたい人を強力にサポートしてくれます。しかし、精神症状を悪化させる副作用があるので、精神疾患の既往歴がある場合は気をつけましょう。

以前、チャンピックスの添付文書には、基礎疾患の精神疾患の悪化を伴う危険性が記載されています。抑うつや不安に焦燥と、行動または思考の変化などが報告されているのです。

統合失調症と双極性障害やうつ病などの精神疾患の既往歴がある人は、精神症状悪化の恐れがあります。パニック障害を患っていて薬を服用している人は、禁煙外来でチャンピックスの処方を断られる可能性があるのです。

これは飲み合わせが理由で、精神疾患の症状を悪化させる可能性が無視できません。精神疾患の既往者で禁煙を希望する場合は、医師の診察を受けてチャンピックスが服用できるかを確認する必要があります。

服用が難しいと診断されたなら、他の薬や治療法を選択することになるのです。

チャンピックスを飲むと悪夢を見やすくなる

チャンピックスを飲むと悪夢を見やすくなります。悪夢のような副作用が発生する原因は、ニコチンの離脱症状を抑える為に、チャンピックスが少量のドパミンを放出させることにあります。ドパミン神経系は夢などの精神活動に関係しているのです。したがって、チャンピックスの服用を始めてから見るようになってもおかしくなります。

内容が鮮明に覚えられるようになったり、見る回数が増えるなどの報告があります。嫌な内容だと不眠に繋がってしまうので、不眠症の原因になるのです。意欲の低下や落ち着きのなさも表れやすくなるので、チャンピックスを始めてからしばらくの間は、精神的な変化にも気をつけましょう。

一方では、眠気が強くなって日中に集中力が保てなくなるという副作用も存在します。
これもドパミン神経系と関係があって、身体のだるさと共に発症するケースが多いです。
夜眠れなくなったり、昼間眠気が強く表れてしまう場合は、日常生活に支障が出てしまいます。誰にでも症状が発現するとは限りませんが、発症頻度としては多いです。もし、副作用が強く出た場合は、掛かりつけの医師に相談するのが賢明です。

チャンピックスの服用で精神病になるわけではない

チャンピックスは、精神疾患の既往歴があると症状悪化を招きますが、精神病になるわけではないです。うつ病を患っていたり、うつ病の薬とチャンピックスの併用の方がリスクが高いとされています。

チャンピックスの副作用として、うつ状態になることはあるでしょう。しかし、それが精神病に直結するとはいえないわけです。そもそも、うつ状態にある人や抑うつ、躁鬱病の兆候がある人には、チャンピックスの処方において慎重性が問われます。

副作用に精神的なリスクがある薬剤です。うつ状態が見られる場合は、処方が行われないことが多いです。万が一医師が患者の抑うつ、あるいは躁鬱病を見落としてしまうと、精神疾患の副作用が表れる結果に至ります。

これがチャンピックスの服用で精神病になる、という誤解を生み出しています。
うつ以外にも、パニック障害や幻覚、幻聴がある統合失調症患者は服用しないほうが良いでしょう。うつ病に限らず症状悪化のリスクには十分に気をつける必要があります。
チャンピックスの服用が精神病を引き起こすわけではありません。しかし、既往歴がある人は服用を切っ掛けとして、症状が悪くなるリスクが高いです。